子育て 他人の飯を食わせる

昔の人は可愛い我が子には他人の釜の飯を食わせろ!言っていました。
他人に世話になると言うことは、その家のルールやしきたりに合わせなければならなかったり、その家の味に文句を言うこともできないし、自分の好き嫌いなんか通用しないし、また、その家の人より一歩下がることも、その家の人を立てることも、自分のわがままも言えない、そんな環境で生活することはかなり厳しいことです。
現代は自分の思うがままに生活ができている、嫌なことはしないし、愛情込めて作った食事も「嫌い」の一言で食べない。それでは世の中に出た時に可愛がられないし、役に立たないんです。
もちろん、主張しなければならない時はしっかり主張もできなければなりませんが今の時代に欠けているのはそんな経験です。クラブもクラブのルールがある、我慢しなければならないこともある、苦手な事もある、そんなすべての事をスポーツを通じて経験し学ぶことが必要なのです。強くなるならないの前に人として心を育てる事です。

2019年05月16日