子育て インスタント

子供に食べさせる食事は、出来るだけ心のこもった手作りが良いですね。
私の小学生時代には、今のようなコンビニエンスストアなど無かった。
マクドナルドもケンタッキーもガストもすき家等も無かった。
近くのスーパーには、総菜物は少しはあったがお弁当が売っていることは無かった。
あったとしてもコロッケかアジのフライ程度だった。当然ながら冷凍食品なるものも無かった。
なので母親達は毎日の献立を考え、食材から食事を作っていたのでそれは毎日相当に大変だったと思う。
しかし時間を掛けて作った愛情たっぷりの食事は、家族の健康を守り、親子の絆を深める時間も作り出していたと思う。
なので、そんな家庭の中で育った子供達は、想像力溢れる情緒豊かな大人に成長していったと思います。
誤解があってはいけませんが、決して今の子供達の食べている物がすべて悪いと言っているのではありません。
逆に栄養やバランスなどを見たら、現在の食事の方が体に良いものが多いと思います。
さて、最近の子供達を指導していて感じるのは、色が薄いというか個性に乏しいというか…とにかく皆大人しい。
自己主張というものがあまり無い、指示がないと動けない、自分で物事を考え行動することが出来ない。
なので応用が利かないのでイメージ力も乏しい。そんな子供が増えている気がします。
私が思うにまるでマニュアル通りのインスタント食品のような感じに思えるのです。
先に関連として述べましたが、我々が食べている物をちょっと考えて見ると、大袈裟に言えば大半が誰かが作ったものです。
コンビニ弁当もスーパーの弁当もほっともっとの弁当もファミレスも冷凍食品もしかりです。
もしかしたら家庭で作る食事も、誰かが考えたクックパッドのレシピを見ながら作っているのかも知れません。
何かのCMではありませんが、そこに愛はあるんか?と思えてしまいます。
見た目に綺麗で栄養もバランスも良いレストランの様な食事に憧れを持つことも良いかも知れませんが
是非!家庭の味を作って欲しいです。
上手くなくても良い、例え不味くても子供達に食べさせ、家庭の味として覚えさせてもらいたいと思います。
昔と違い両親が共働きであったりして、時間にゆとりが無い世の中になっていますが、たまにはそんな時間を共有して欲しいと思います。
しょっぱい、あまい、からい、にがい、すっぱい、といった味覚を感じられる子供に育っていけば!
色んな意味で自律出来る人間になる助けにもなると思います。
きっとバドミントンにも良い影響が出てくると思います。

2019年08月23日